『人生100年時代の生き方』② 『平均寿命と健康寿命』
『人生100年時代の生き方』②
『平均寿命と健康寿命』
現在日本の平均寿命が何歳なのかご存知ですか?
けっこうご存知の方も多いかと思いますが、
平均寿命 男性81歳、女性87歳(2019年)です。
女性はもはや90歳が間近な訳です!!
では、質問です!!
1960年(今から60年前)頃の平均寿命は何歳ぐらいだったと思いますか?
なんと当時の平均寿命は、
男性65歳、女性70歳です。
つまりわずか60年の間に、平均寿命は15年以上延びたのです。
男性で65歳といえば、定年退職を向かえてから数年ですよね。
一般的に言われる「老後」というのは、一般に『働くのをやめた後の生活』を指します。
だから当時は『老後という時代』があまり長くなかった。
なので、『老後』もそれほど問題にはならなかったわけです。
つまり
現代おいていくら寿命が延びたとしても、亡くなるまで「働けるほどに健康」であったら、あまり心配はしなくてもいいわけです(生活資金はまた別の問題ですが)。
ここで問題となってくるのが『平均寿命』と『健康寿命』という言葉です。
簡単に言うと、「平均寿命」というのは“生きている期間”。
「健康寿命」というのは“健康に生きている期間”のことを言います。
平均寿命と健康寿命の差
<厚生労働省「第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」(平成30年3月)>
『健康寿命とはWHOが提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間になります。
日本ではこの寝たきりの期間が欧米各国と比べても長く6年以上にわたります。』
この図で見ると、「平均寿命」と「健康寿命」との差は、男性で約9年、女性で約12年になります。
つまりこの期間はなんらか、“体に不都合を感じながら生きる期間”となります。
一口に『老後問題』と言っても、“体が元気で”“働けくことができれば”、いくら寿命が長くなり、それは『老後』にはならず、『問題』にもならないんですよね。
ということは、
将来的に、『平均寿命』=『健康寿命』になれば、それほど心配もなくなる訳です。
私のまわりには、80歳を過ぎてもステキに楽しく毎日を充実感を持って暮らしている方がたくさんいます。
例えば、ご夫婦(お二人とも85歳)でキリスト教会の牧師さんとして教会を運営されている方(富谷町)、とんかつ屋さんとしてお店を毎日開いている方(84歳、大崎市)、仲間と一緒に化粧品のお店を経営されている方(82歳、塩釜市)。
皆さん、とてもイキイキと毎日を過ごされています。
私たちがそのような方のようになるのは、”今から何をしていけばいいのか?”
私なりに探っていきたいと思います。